たまには「生きる理由」について、考えてみます(汗)
2019/05/03
苫米地博士の本で「生きる理由を失った人は、人生を早く終える」という話を読んだことがあります。
たとえばアメリカでは、金融業界などで出来高払いの給与をもらっている人の中には、30代でリタイアできるほど巨額の収入を得る人がいるそうです。
そうした人たちのその後の人生を追いかけてみると、なんとリタイアしてからほんの数年のうちにこの世を去る人が非常に多いという調査結果が出た、と書かれていました。
受験勉強に勝ち抜き、大学を卒業して、できるだけ規模が大きく安定した企業に入社したら、そこで定年まで働き、その後は退職金と年金でのんびり暮らす…
私たちはこれまで、そんな常識やシナリオの中で生きてきた(あるいは「踊らされてきた」)と思います。
仕事以外に趣味や生きがいを持たない人は、定年退職したとたんに、生きがいを失ってしまう場合もあったでしょう。
定年退職後は頭を切り替えて、地元で老人会に積極的に参加するとか、そういう第二の人生の目的を上手に見つけられる人はよいでしょうが、家にずっと閉じこもったり、近所を散歩するくらいしか楽しみがなくなってしまう人も少なくないでしょう。
そうなると、急に体が弱くなったり、病院生活を送ることになったりすることもあります。実際、私の父親は、定年退職して家にずーっといるようになってから、ほんの数年で病気になり、他界しました。
以前は、退職金や年金でなんとか老後を生きていくことができたので、まだよかったかもしれません。
でも今では、年金の受給開始が遅らされ、定年退職しても再就職の口を探さなければ、生活に困るような時代になってきています。
一方で医療の進歩により平均寿命は伸び続け、リンダ・グラットンが著書「ライフ・シフト」で提唱したように、人生100年時代到来の声も聴かれるようになっています。
サラリーマンは60歳で定年退職を迎えて、2-3000万円の退職金と、月々20-30万円程度の年金をもらうようになる人が多いと思います。管理職になれた人は、もっと定年退職が早い人もいるでしょう。
年金を年額にしてもせいぜい3-400万円程度。今まで年収500万円とか600万円で生活していた家庭が、それまでと同じ生活を続ければ、10年もすれば退職金を食いつぶしてしまうのではないかと思います。
しかも歳を取れば、健康保険でカバーできない医療が必要になる可能性もあります。
退職金だけでは老後を生き抜くには足りないと考えるのが妥当でしょう。年金だってあてにできません。私たちは、定年退職後も、何らかの方法で収入を得る必要があるのです。
そこで重要になってくるのが、40代〜50代の生き方ではないでしょうか。
この時期、定年退職後に会社の後ろ盾なしで、自分自身で収入を得る準備をできるかどうかで、60代以降の長い老後の生活レベルが決まると言っていいと思います。
自営業や起業、投資などで成功している人は、老後に不安はないかもしれません。悠々自適の海外生活を送る人もいるでしょう。
でもふつうのサラリーマンは…
会社の看板を外して、あるいは会社の組織力なしで、自分ひとりでお金を稼ぐ力を身に着けていない人が大半ではないでしょうか。
私たちサラリーマンは、自分自身の価値を高めて、それをアピールするスキルを磨く必要があります。会社の一員としてではなく、あなた自身という「個人」の経験・スキルが、その他大勢と差別化されて、誰かに「必要」と認識される方法を知る必要があるのです。
そのための訓練としては、転職はもってこいだと思います。いきなり起業や独立に踏み出すよりも、転職の方が遥かにリスクは低いからです。
家族を持っている人は、現在の生活レベルを当面は維持する必要があるでしょう。あなたが思い切って起業してしまったために、家族を路頭に迷わせることは避けたいですよね。
転職なら、起業と違って収入は保証されており安定しているし、また収入アップを図ることもできます。さらに転職活動の過程で、自分のもっているスキルや経験を、相手のニーズにあわせて上手に表現する機会もあるので、独り立ちする準備としてはもってこいです。
ただ、起業なら自分の都合で好きな時にいつでもできますが、転職の場合は相手先企業の採用担当者に認められなければなりませんし、同じタイミングで転職オファーを受けているライバルもいます。そこを勝ち抜く必要があるので、それなりの工夫やノウハウは必要です。
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